FCSセミナー(ファンダメンタルキャパシティスクリーン)
先週末は、国内初開催となる【FCS(Fundamental Capacity Screen)】セミナーへ参加するため、東京へ行ってきました。
<講師はアメリカからFMS開発者の一人LeeBurtun氏>
FCSとは、GROUND RULE.で取り入れている動作評価のアプローチの1つFMS(Functional Movement Screen)やSFMA(Selective Functional Movement Assessment)に続く、アメリカFMS社が開発した新たな評価アプローチ方法です。
現在は欧州サッカーリーグをはじめ、国内外で多くのプロチームやトレーナーらによってFMSが用いられています。
上記図の様にFMS社のシステムは大きく3つのスクリーニングアプローチで構成されています。
簡単に紹介すると、
【FMS】では、人間が本来備え持つ基本的な動作を7つのパターンに分類し、その動作の質を客観的に見極めるシステム。まずは、FMSが動作パターン評価の入り口となります。
【SFMA】は、痛みなど問題がある動作を7つのパターンに分類し、関節運動ごとに分解しながら問題を掘り下げ、動作に基づきながら診断していくシステムです。
そして今回受講した【FCS】
スポーツをはじめアクティブな活動に欠かせない基盤となる4つのエネルギー発揮要素(登る、運ぶ、走る、ジャンプ)を
・バランス
・姿勢維持
・瞬発力
・エネルギーリサイクル
といった視点で量的に評価し、パフォーマンスへの介入を効率的に導くシステムです。
FMS関連のシステムは毎回一つ一つの評価・介入に、原理原則に裏打ちされたWhyがあり、わかりやすく客観的に我々トレーナーはもちろん、選手、クライアントに問題点を提示できる優れたものであると感じます。
FMS以外にもDNSやPRIをはじめ様々は評価・介入のアプローチがあり、トレーナーである私たちが、一人ひとりに最適なトレーニングを提供するためにはあらゆる引き出しを持つことが大切です。
トレーニングを「旅行」に例えるなら、必ず「目的地(目標)」があり、そこに行くまでには「準備や下調べ」と「旅程・交通手段」が必要な様にです。
GROUND RULE.では、これら評価をトレーニングの各段階で取り入れることで、皆さまのニーズに合わせたエクササイズとプログラムの優先順位を決定し、より高いレベルの目標が達成出来る様にトレーニングの「最適化」を行なっています。
今回のFCSを我々の評価アプローチに加えることで、皆さんのパフォーマンス向上に更に貢献出来る見方となりそうです。
日本でのトレーニング指導されているスタジオや学校・クラブチームで活躍するトレーナーの方は非常に沢山おられ、様々な評価やトレーニング方法を用いられていると思いますが、
・どのような評価をベースに
・なぜそのトレーニングを行うのか
をきっちり説明してくれるトレーナーがいるもとでトレーニングできれば、目的地までもっと的確に最速で到着することができるのではないか思います。
今まで評価を受けたことのない、筋力やタイムなどしか評価した事がないという方がいれば、ぜひ一度、自分の現在地を知るための動きの評価を受けてみられることをオススメします。
GROUND RULE.では体験トレーニングで評価のみを受けて頂くことも可能なので、是非お気軽にお問い合わせください!
おまけ。
今回のセミナー会場となった帝京大学スポーツ医科学センター
クリニックやコンディショニングルーム、そして、トレーニングルームをはじめ最新鋭の充実した環境がそろい(日本の大学ではNo1ではないかと)素晴らしい環境をご紹介して頂きました。ありがとうございました。
そして、個別に見学させて頂いた国立スポーツ医科学センター(JISS)
日本のトップアスリートがここでトレーニングを受けています。さすが日本の最先端施設でした。この施設に北九州から沢山のアスリートを送り出せる事が出来るように北九州のスポーツレベル向上にも取り組めたらと強く感じました。