動作評価(身体の機能を見分ける4つの分類)
今回は身体の機能を見分ける4つの分類(考え方)について、ご紹介します。
この4つの分類は、我々が日々の動作評価として活用している米国FMS社の分類がベースにとなります。
4つの分類)
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DP(Dysfunctional and painful):機能的に制限があり、痛みもある
例)前屈動作などで腰を曲げると痛みが発生するケース
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DN(Dysfunctional and Non-painful):機能的な制限があるが、痛みはない
例)前屈動作などで痛みは出ないが腰を曲げることが出来ないケース
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FP(Functional and painful):機能的に動かすことはできるが、痛みがある
例)前屈動作などで腰を曲げると痛みが発生するが、きちんと最後まで腰を曲げることが出来る
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FN(Functional and Non-painful):機能的に動かすことができ、痛みもない
例)前屈動作などで腰を曲げても痛みなく正しく動作ができるケース
今回は前屈動作を例にしてみましたが、あらゆる動きにおいて、上記4つのケースのパターンに分類することが可能となります。今の自分がどの様に動けているのか、そして痛み無く動くことが出来ているのかを把握し、それらに対して正しくアプローチしながら身体の基盤を整えることがまず、大切です。
ただやみくもに、身体を動かすだけではなく、現在地を正しく把握した上で、目標となる身体づくりに取り組むことが、より機能的であり、あらゆる場面においてパフォーマンスアップに繋がるのです。
是非皆さんも、正しく現状を見極めた上で、それぞの目標を最短で達成できる機能的な運動に取り組んでみてください。
GROUND RULE.ではせっかくトレーニングにお越しいただい皆様にただ身体を動かして頂くだけではなく、
上記の様な考えを持ち、現在の身体の問題点を把握し、問題となる動きを整えながら、動ける身体作りに取り組みます。
目的のあるトレーニングはもちろん、動作を定期的にチェックし、傷害予防をはじめパフォーマンスアップに繋げてみませんか?
部活動やチーム、そして個人スポーツ、健康維持が目的の方もぜひお気軽にご連絡ください。(矢野)