熱中症対策できてますか?
皆さんこんにちはトレーナーの横山です。
今年も7月に入り日々暑さが増していますが、
体調の方はいかがでしょうか?
今年はコロナの影響もあり、特にマスクを着用しての活動が増え、
例年以上に「熱中症」には気をつける必要がありますね。
そこで
今回は熱中症についてお話ししていきたいと思います。
まず熱中症とは?
熱中症とは、体温が上がり、
体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、
「めまい」、「けいれん」、「頭痛」など様々な症状を起こす病気のことで、
重症度によって、次の3つの段階に分けられます。
<重症度による分類>
・Ⅰ度: 現場での応急処置で対応できる軽症
…… 立ちくらみ(脳への血流が瞬間的に不十分になったことで生じる)
筋肉痛、筋肉の硬直(発汗に伴う塩分の不足で生じるこむら返り)
、大量の発汗・Ⅱ度: 病院への搬送を必要とする中等症
…… 頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感・Ⅲ度: 入院して集中治療の必要性のある重症
…… 意識障害、けいれん、手足の運動障害
高体温(体に触ると熱い。いわゆる熱射病、重度の日射病)
特にⅡ度、Ⅲ度の状態になってくると命の危険も高まり、いち早く専門的な処置が必要になりますので、特に運動やスポーツ、屋外でのイベント現場に関係される方は覚えておく必要があります。
この他にも以下のような症状としても分けられております。
・軽症 ー>熱失神、熱痙攣
・中程度ー>熱疲労
・重症度ー>熱射病
これらの具体的な症状と原因は以下のリンクからご確認いただけます詳細は割愛します。
次に熱中症はなる前の対策が大切になるので、3つの対策法をお話しします。
①温熱順化
これは「暑さになれる事」をいいます。
人間は脳が暑いと感じると、体温調節として発汗量を増やして体内の熱放散を促進させます。
暑さに慣れていない時期では、熱放散能力が低く体内に熱がたまりやすくなり
体温調節がうまく出来ずに熱中症のリスクを高めてしまいます。
熱放散能力を高める方法として
・適度な有酸素運動(ランニングやエアロバイク)
・シャワーだけでなく入浴をする
など
また例年、梅雨の時期や明けた直後に熱中症が多くなる傾向がありますので
部活や日頃から運動を行う方は、運動強度などを考慮し
まずは暑さになれることを意識して行いましょう!
②環境温度のチェック
熱中症対策2つ目は、
「その日の環境の温度をチェックするということ」です。
ここで参考にして欲しいのが「WBGT」です。
WBGTは簡単にいうと熱中症予防をする為に作られた指標からなり
気温の他に湿度や日射などが加わったものになります。
一般的な天気予報やニュースなどの気温とは異なりますのでそこだけご注意ください。
WBGTを確認することで
その日のどの時間帯に運動を行うことが危険か安全かなどが把握できる為
運動を行う際は是非参考にしてみてください。
WBGTの指標は環境省のHPで
ご確認できますので是非そちらを参考にしてください。
③こまめな水分補給
3つ目は、「こまめな水分補給」です。
水分補給の大切さは十分に理解されているかと思いますが、
熱中症対策の水分補給といえばアクエリアスなどのスポーツドリンクをイメージされるかと思われます。
ここで注意してほしい事は
一般的なスポーツドリンクなどの飲料は糖分が多く含まれている事です。
飲みすぎにより、急激な血糖値の上昇を引き起こし吐き気や
塩分過多により血圧の上昇を引き起こす要因になるという事です。
人間の一日の糖分の摂取量は25g(WHO世界保険機関推奨)とされており
ペットボトル1本分を飲めば軽く超えてしまいます。
水分補給を行う際は水かお茶または
スポーツドリンクなどを飲む場合は水などで薄めて飲むのがベストですね!
コーヒーやジュース、アルコールではダメですのでご注意を。
他にも睡眠や栄養をしっかり取ることなど、基本的なことももちろん行いつつ
上記3つの対策法も手軽にできるものだと思います。
今年の夏はコロナと暑さに負けず、例年以上にしっかりと対策を取り過ごしていきましょう!????
それでは!