セミナー受講~胸郭の奥深さ

こんにちは!トレーナーの新井です。
- 「運動しているのに思うような効果を感じられない」
- 「姿勢を気をつけても肩こりや腰痛が改善しない」
- 「健康のために正しい知識を身につけたい」
そんな方に向けて、今回は 胸郭と呼吸の関係性 について学んだセミナーの内容を一部シェアします!
運動や健康管理において、 「胸郭の柔軟性」 と 「正しい呼吸」 は見過ごされがちですが、実は 姿勢・痛み・パフォーマンス に大きく影響しています。

胸郭とは?なぜ重要なのか?
胸郭(きょうかく) は、 肋骨・胸骨・胸椎 で構成されるカゴ状の骨格で、次のような役割を果たしています。
✅ 心臓や肺などの臓器を保護する
✅ 呼吸をサポートし、スムーズな酸素供給を助ける
✅ 肩甲骨や腕の動きをスムーズにする
✅ 首や腰と連動し、姿勢の安定に関与する
特に 姿勢の安定 に関わる胸郭の柔軟性は、 肩こり・腰痛・動きの悪さ に影響を与えます。
実際に、猫背のように 胸郭が過度に丸まってしまう(後弯) と…
❌ 首や腰に負担がかかり、痛みや違和感の原因に
❌ 肩甲骨の動きが悪くなり、腕が上がりにくくなる
❌ 呼吸が浅くなり、疲れやすくなる
反対に、 適切な胸郭の動きを確保することで、これらの問題を軽減 できる可能性があります。

胸郭と横隔膜の関係
「正しい呼吸」ができているかどうかは、横隔膜(おうかくまく) の機能が大きく関わっています。
横隔膜は、安静時の呼吸の約7割を担う重要な筋肉 で、以下のように動きます。
✔ 息を吸う(吸気) → 横隔膜が縮む(収縮) → 肋骨が広がり、肺に空気が入る
✔ 息を吐く(呼気) → 横隔膜が緩む(弛緩) → 肋骨が閉じて、肺から空気が排出される
つまり、横隔膜が適切に動かないと…
✅ 呼吸が浅くなる → 酸素の供給が低下し、疲れやすくなる
✅ 姿勢が崩れる → 首や腰に負担がかかり、慢性的な痛みにつながる
✅ 自律神経が乱れる → ストレスや睡眠の質の低下につながる
また、横隔膜には 「大静脈裂孔」「大動脈裂孔」「食道裂孔」 という3つの隙間があり、血管や食道が通っています。
そのため、 横隔膜の動きが悪くなると、血流や消化機能にも影響 を与える可能性があります。

呼吸と自律神経の関係
呼吸は1日に2万~2万5千回も行われている とされ、 自律神経(交感神経・副交感神経) に大きな影響を与えています。
✔ 息を吸う(吸気) → 交感神経が優位(心拍数・血圧が上昇し、身体が活動モードに)
✔ 息を吐く(呼気) → 副交感神経が優位(心拍数・血圧が低下し、リラックスモードに)
呼吸が浅いと交感神経が過剰に働き、以下のような影響を及ぼすことがあります。
❌ 疲れやすい・集中力が低下する
❌ ストレスが抜けにくく、睡眠の質が低下する
❌ 筋肉が常に緊張し、肩こりや腰痛が悪化する
逆に、適切な呼吸を行うことで、自律神経が整い、ストレス緩和・疲労回復・睡眠の質向上 にもつながります。

呼吸が正しくできているか?簡単セルフチェック!
「自分の呼吸は正しくできているのか?」 気になりますよね。
そこで、簡単な 呼吸チェックテスト をご紹介します!
✅ 呼吸チェック方法
① 自然に息を吐いたあと、鼻をつまんで息を止める
② 「自然に」息を吸いたくなるまでの秒数を計測する(我慢しない!)
⏳ 判定基準
⚠ 20秒未満 → 呼吸が浅くなっている可能性あり!
✅ 40秒以上 → 正常な呼吸ができていると考えられる
20秒未満だった方は、 呼吸の見直しをすることで、身体のコンディションが変わる可能性 があります。

セミナーを受けて改めて感じたこと
今回のセミナーでは、胸郭の動きを改善する実技も行いました。
💡 「パーソナルトレーニングの良さは、気づかないクセや動作をその場で修正できること」 と改めて実感しました。
自分の呼吸や姿勢が正しくできているかどうか、意外と分かりづらいものです。
✔ 「トレーニングしているのに効果を感じにくい」
✔ 「姿勢を改善したいのに、なかなか良くならない」
✔ 「肩こりや腰痛が気になるが、何をすればいいのか分からない」
こんな方は、 「胸郭の柔軟性」「呼吸の質」 を見直すことが必要かもしれません。
適切な評価 × 正しいエクササイズ を行うことで、あなたの身体はもっと楽に動けるようになります!
GROUND RULE.では、あなたの身体の状態を分析し、一人ひとりに合った最適なトレーニングを提案しています。
「もっと効率的に身体を変えたい」「健康についてしっかり学びながら運動したい」 という方は、ぜひ一度体験トレーニングにお越しください!
今後も学びを深め、より質の高いトレーニングを提供できるよう努めていきます💪
また新たな知識を得た際には、ブログでシェアしていきますね!
ではまた!
