動作パターンに基づくトレーニングと呼吸セミナーを終えて
先週末9月1日にGROUND RULE.主催セミナー
「動作パターンに基づくトレーニングと呼吸」を小倉AIMビルで開催させて頂きました。
今回、講師としてお招きしたのは、(株)function代表、FMS,SFMAの国内教育活動、FC東京コンディショニングコーチなど
トレーナーとして幅広くご活躍し、業界では知る人も非常に多い上松大輔さん。
上松さんには、GROUND RULE.でも活用している動作評価システムFMSやSFMAをはじめ、セミナー等でいつも大変お世話になっている方です。
そんなご縁もあり、今回は上松さんが普段教育活動やスポーツ現場で実践されている、「動作評価に基づくトレーニングとリハビリテーション」の考え方を出来るだけ多くの方に知って頂きたいという思いで、地元北九州で開催する運びとなりました。
今回のセミナーはドクター、医療従事者、トレーナー、学生を対象に総勢50名の方が参加して下さいました。(満員御礼、感謝)
セミナーでは特に、
1)リハビリテーションやトレーニングの現場、どこにあっても我々トレーナーや医療従事者が、まず押さえておかなければならない「身体の機能、動作」に関する原理原則を正しく理解しすること
2)医療からトレーニングの現場までが共通言語を持ち、選手のスムーズな「競技復帰」、「(再発)予防」に横断して取り組む環境を作ること
3)そのためには何が必要か
が大きなキーワードとなっていたと思います。
これらを前提にトレーニングやリハビリテーションにおいて必要となる
- 動作パターンを主導することの重要性
- キューイング
- 傷害予防、再発予防のために共通したスクリーニングの必要性
- 呼吸
などなどを理論と実技等を通して、大変わかりやすく盛りだくさんの内容でした。
まだまだ、
日本のトレーニングの多くは「動作では無く例えば筋肉を鍛えること」のみに注目が集まり
リハビリテーションの現場では「個々の部位(肩こりであれば肩のみなど)の機能障害」のみにアプローチする
ことが多いのが現状。
なぜ、ケガをした人が何度も同じケガを繰り返してしまうケース(リスク要因)が最も多いのか?
そんな事を改めて再考し、整理された様な気がしました。
(これらは理屈は簡単ですが、中々整理出来ていないのが現状だと思います)
各々の専門家が共通認識・理解を持ちそれぞれの現場で「共通言語」を通して一貫した介入、連携が出来る環境を整えていくことは選手、クライアントをサポートしていく上でとても重要です。
今回ご参加頂いた皆さんをはじめ、共通認識を持った治療家、運動指導者が垣根を超えスムーズな連携が行えるような環境づくりを皆さんと行えたらと思います。
上松さん、Perform Beter Japan石田さん、そして、企画にあたりご協力頂いた、戸畑共立病院の古子ドクター、芦屋中央病院の迫田ドクターを始め、ご参加頂いた皆さん 貴重な時間をありがとうございました。
また、この様な機会を得る事が出来たらと考えています。(矢野)
おまけ)
前日の前夜祭も大変熱い話で盛り上がり楽しいひと時となりました。